自分自身が何で生きているのかということを最近、考えてみました。
答え=幸福のため
なんですが、じゃ、幸福とは・・・(別に怪しい宗教ではありません。笑)
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「幸福」が人間の最上位目的であるとの答えを導き、「幸福」とは「完全」であるとの一つの示唆を残した。
アメリカの心理学者マズローは「欲求段階説」を唱え、人間の欲求の段階は、生理的欲求、安全の欲求、親和の欲求、自我の欲求、自己実現の欲求の 5段階のピラミッドのようになっていて、底辺から始まって、1段階目の欲求が満たされると、1段階上の欲求を志すとされた。 この欲求を満たしていくこと によってより大きな満足感を得られるとされる。
現在の日本社会はマズロー的に言えば、戦後の経済成長を経て、衣食住等の根源的な欲求等は充足され、自我の欲求、自己実現の欲求といった、より高次の欲求段階に関心を移してきているとなるのでしょうか。
「世界価値観調査」の「幸福度調査」では、楽観的で有名なラテン系民族の国と、福祉の充実している北欧の国が上位にランクインした。もちろん、 国の経済的規模とは必ずしも比例はしていない。ちなみに、日本はフィリピンやベトナム、ブータン等のアジア途上国より下である。日本と一口にいっても、私 の感覚では各県でバラつきがあるのではないかと思います。
そんなわけで、私にとっての「幸福」の答えは(給料の範囲内で)日常の諸欲求を適度に満たしつつ、前向きに、主観的な「完全」を目指して頑張るということ。(ゴールは全くもって見えませんが。笑。)
なぜ主観的かというと、ニーチェの超人思想を自分なりに解釈するに、ルサンチマンを感じないためには、他人を目標にする競争ではなくて、自分の価値感に基づいた自分にとっての理想の姿を目標にすることが大事だと考えるからです。
私のことはどうでもいいのですが、より良い社会を考える上でも(現在は未だに経済が優先される世の中ですが)哲学や心理学、脳科学、宗教学等の要素は忘れてはいけない重要な側面なのではないかと思います。
社会を構成しているのは人間なのですから。
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